EMR:内視鏡的粘膜切除術とは

EMR:内視鏡的粘膜切除術とは

どんな治療

内視鏡的粘膜切除術(EMR: Endoscopic Mucosal Resection)とは

消化管粘膜下の病変(主に悪性疾患)に対して、内視鏡を使用し、病変部および周囲の粘膜下層に生理食塩水を注入して粘膜下層を厚くすることで、固有筋層を傷つけずに切除する治療法です(隆起が少ない病変も対象)。

前投薬は、下部消化管を対象にする場合は大腸内視鏡検査、上部消化管を対象にする場合は、上部内視鏡検査に準じます。

食事や水分制限は、下部消化管の場合は大腸内視鏡検査と同様です。上部消化管を対象にする場合は、前日20時以降絶食とし、水分摂取は治療の2時間前まで可能です。

リンパ節転移のない、病変が粘膜層にとどまっている早期がんが治療の対象になります。

この治療法でわかること・できること

主に胃や大腸の有茎性ポリープ、早期がんの切除ができます。

胃がん、食道がん、大腸がんなどが対象となり、外科手術と同様に病変部を取り除くので、根治治療となる可能性が高くなります。

食事制限・前投薬・所要時間

◎食事制限・水分制限 あり

◎前投薬 なし

◎所要時間 30分~1時間 病変の個数や大きさ・場所による

◎苦痛を伴う

◎前処置の良し悪しが治療の精度を左右する

◎消化管穿孔の危険性がある

患者への説明

◎処置前の注意点

  • 消化管な内視鏡検査に準じます。
  • 電気メスを使用するため、アースをとります。
  • 貴金属類や湿布等は外してもらいます。

◎処置中の注意点

消化管内視鏡検査に準じます。

◎処置後の注意点

  • 粘膜が欠損している状態なので、医師の指示通り、食事制限や安静が必要となります。お酒、刺激物や消化の悪いものは避けるなど具体的に説明しましょう。
  • 腹痛や下血などがみられた場合やタール便がみられた場合は、受診するよう促します。
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