GIF:上部消化管内視鏡検査とは
どんな検査
上部消化管内視鏡検査(GIF: Gastrointestinal Fiberscope, hastrointestinal endoscopic examination)は、直径0.7~1cmくらいの管の先端にレンズや超小型テレビカメラのついたファイバースコープを口腔または鼻腔から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜の状態を観察する検査である。診断のため、組織生検することがある。
苦痛緩和のため鎮静薬を使う。
検査でわかること
病変の大きさや形、色、粘膜まで直接臓器の粘膜を観察し、生検などにより確定診断が可能である。
食事制限・前投薬・所要時間
◎食事制限・水分制限 あり
◎前投薬 あり
◎所要時間 通常:10~15分 NBI・EUS:30~60分
◎一般的な検査で患者もイメージしやすい
患者への説明
検査前の注意点
- 高血圧、糖尿病薬を内服中の場合は、当日の内服方法を医師の指示に基づき伝えます。
- 鎮痛薬を使うため、検査当日の運転はできません。
- 食事は午前の検査の場合、前日の20時まで、午後の検査の場合は当日の7時までに軽食にしてもらい、以後絶食となります。水分は検査2時間前まで可能です(水、緑茶のみ)。
- 観察のために口紅を落としてもらいます。
- 誤嚥や危険防止のために義歯、眼鏡は外します。
検査中の注意点
- 消泡剤を内服し、咽頭麻酔をかけますが、気分が悪くなったら必ず伝えるよう説明します。
- 腹部を締め付けないようベルトやボタンをゆるめ、体位は左側臥位で行います。
- 検査中はマウスピースをくわえます。
- ファイバースコープ挿入時、咽頭反射が誘発され、肩・首・喉に力が入るため、できるだけ力を抜くよう促します。
- 誤嚥防止のため、唾液は飲み込まずに口から出すよう指導します。
検査後の注意点
- 1時間程は喉頭麻酔が覚めないので唾液は飲み込まず出してもらいます。
- 鎮痛薬の効果が切れるまでリカバリー室で休んでもらい、その間に悪心、腹痛、めまい等異常がないか確認します。
- 検査後1時間でむせ込まなければ飲食を再開できます。ただし生検を行った場合は、出血を助長させるため、当日の飲酒は禁止となり、食事も消化の良いものにします。
- 生検の結果が出るには、1~2週間かかります。