小腸内視鏡検査とは
どんな検査
経口もしくは経肛門的にファイバースコープを挿入して、小腸を直接観察します。色素や造影剤を用いて、粘膜の微細な凹凸や小腸腫瘍を観察できます。また生検も行うことができ、出血などの所見があるときはそのまま治療が行えます。
バルーンを装着した小腸内視鏡(ダブルバルーン内視鏡)を使用して、腸管をたぐりよせながら内視鏡を進めていきます。腸管が癒着している場合は挿入が困難となり、穿孔の危険性が高くなります。
内視鏡の走行を確認するため、X線透視下で施行します。
上部、下部内視鏡検査では原因が不明の消化管出血に対して行われます。
検査でわかること
- 小腸出血、炎症性腸疾患(クローン病)、消化管ポリポーシスなどの小腸病変を精査できます。
- 小腸の狭窄や閉塞の状態を観察できます。
- 生検によりがんの診断ができます。
- 止血術、腫瘍性病変切除術、狭窄に対するバルーン拡張術、異物除去などの内視鏡的治療も可能です。
食事制限・前投薬・所要時間
◎食事制限・水分制限 前日は消化の良いものを摂取し、21時以降は絶食
◎前投薬 あり
◎所要時間 2~3時間
◎直接観察
◎治療もできる
◎侵襲が大きい
◎X線被曝あり
患者への説明
◎検査前の注意点
経肛門的に内視鏡を挿入する場合は下剤の内服が必要であり、下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡検査)に準じた前処置の説明をします。
◎検査中の注意点
狭窄がある場合など、痛みが出ることがあることを伝え、我慢せず申し出てもらいます。
◎検査後の注意点
腹痛、嘔吐などの緊急時の対応として、病院の連絡先を伝えます。