VE:嚥下内視鏡検査とは
どんな検査
嚥下内視鏡検査(VE: video endoscopic examination of swallowing)とは
鼻腔内を表面麻酔し、ファイバースコープを挿入する。中咽頭(軟口蓋の挙上、鼻咽頭閉鎖機能)の状態、発声時の動き、空嚥下での状態の変化を観察する検査である。
- 咽喉頭の検査、粘膜の状態、分泌物、唾液、食塊の残留の有無と状態を観察する。咽頭蓋の奥の披裂、声門、声門下、梨状窩を観察する。
- 発声や息こらえでの咽喉頭内の状況、反射等の感覚の有無も観察する。また、水分やゼリー等を用い、摂食時の状況を観察する。
- 検査前に鼻咽腔喉頭ファイバースコープを用いた嚥下の状態の観察が必要である。
検査でわかること
- 嚥下障害が機能障害(神経制御、筋の働き、感覚の障害等)か、器質的障害(腫瘍や嚥下経路の物理的障害)なのかを判別することができる。
- 対象は嚥下障害、誤嚥性肺炎を繰り返している患者、末梢神経障害や筋炎がある患者。また術後等の嚥下状態を評価し、食事の開始、食事内容を検討する目的でも行う。
食事制限・前投薬・所要時間
◎食事・水分の制限 なし
◎前投薬 なし
◎所要時間 15~20分
◎苦痛を伴う
患者への説明
◎検査前の注意点
- 患者の協力が不可欠なため、内容をイメージできるように説明します。
- 鼻腔に表面麻酔をするため、苦痛は少なく済むことを説明します。
◎検査中の注意点
指示が出たら、管をごっくんと飲み込んだり、声を出してもらいます。
◎検査後の注意点
特になし。